病理検体の医学教育および医学研究への利用に関するお願い
病理検体について
患者さんの病気や病気の進行度などを診断するといった診療上の必要性から、生検、手術、または病理解剖によって摘出された臓器・組織や、細胞診検査のために採取された細胞は、病理学を専門とする部門(病院病理部、病理学研究室)に提出され、パラフィンブロックやプレパラート標本が作製されています。
これらの病理検体は病理診断や病理業務の精度管理に用いるだけでなく、医学教育や医学研究にも使用させていただいております。
病理検体の利用は、通常の病理診断による診断後の標本を対象として行われますので、患者さんご本人の診療内容には全く影響を与えませんし、患者さんが不利益を受けることもありません。
皆様方におかれましてはご理解とご協力を心よりお願い申し上げます。
教育・研究への使用に関するお願い
1. 病理検体とそれに関連した医療情報を、医学教育あるいは医学研究のため使用させていただく場合は、氏名・生年月日などの個人を特定しうる情報を切り離し、それに代わる符号をつけて匿名化するという形式でお取り扱いをさせていただきます。
2. 医学研究に用いる場合は、群馬大学の倫理指針に基づいて取り扱われ、必要に応じて倫理審査委員会の審査を受けた後、使用させていただきます。
3. 病理検体の医学教育・医学研究への利用にご同意いただけない場合には、下記にご連絡いただけますようお願い申し上げます。お申し出があった場合、医学教育・医学研究への利用は行わず、もしすでに利用されていた場合には速やかに利用を中止いたします。利用にご同意いただけない場合でも、将来にわたって患者さんあるいはご家族の方が診療上の不利益を被ることはありませんので、ご安心ください。
連絡先
群馬大学大学院医学系研究科病態病理学分野
横尾英明
〒371-8511 群馬県前橋市昭和町3-39-22
電話:027-220-7111(内線7973)
FAX:027-220-7978
2015/10/04